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ラッキーナンバー7 [映画]

2007年公開のジョシュ・ハートネット主演作。
すっごい面白くて大好きな映画!
監督はポール・マクギガン。
これ観たあとに監督作を何作か観たんだけどどれも面白い!
ブルース・ウィリスやモーガン・フリーマン、ルーシー・リューなど共演陣も豪華で、演技を見てるだけですごい贅沢な感じがする。
ストーリーも面白いし映像カッコいいし最高な映画!!!

積み重ねられた何の脈絡もなさそうなエピソードが最終的に全て繋がっていくのが鮮やか!
もう一度最初から観たくなる。

謎の男・スミス役のブルース・ウィリスの存在感がすごくて、役柄とか撮り方のせいもあるんだろうけど
出番そんなに多くないのに出てくるとほんと空気が変わる!
生身の人間な感じがしない。
二丁拳銃のブルース・ウィリス、渋いぜ。
あとルーシー・リュー演じるリンジーが超かわいい。
ラブ要素もあって、この手の話にそういうの入ると鬱陶しくなりがちなんだけど、これはすっごいいい!大事!
友人のニックと間違えられて殺人を命じられる、不運続きの男・スレヴンを演じるジョシュももちろんすっごい魅力的なんだけど、詳しく言うとネタバレなんだよな。


ていうか公開されたのだいぶ前だしDVDもとっくに出てるしネタバレとかいいですか?
じゃここから思いっきりネタバレしちゃうんで駄目な人は注意!
↓  ↓  ↓





ジョシュ・ハートネット普通にかっこいいなーって見てるんだけど、スレヴンの正体が明らかになったところからがイイんだよね!!
最初から周到に計画して周りを(観てるこっちも)騙してるんだけど、それが分かるまでは全く怪しく見えないところがすごい。
人違いで翻弄されてるかと思いきや、全ては復讐のため、スレヴンとグッドキャット(=スミス)が仕組んだ罠だった。
理由が理由だから嫌な感じが全然なくて、哀しい過去に余計切なく、いとしくなる。
リンジーとのことは全くの計算外だったんだと思うけど、そこが一番の救いだったな。
家族を奪われた復讐を果たし、愛する人との新たな人生が始まるって感じで。
リンジーが生きてたって分かったとことグッドキャットが許してくれたとこ、すごいホッとしたし良かった。
ラストのスレヴンに父親の形見の腕時計を渡すシーンにウルッとした。

そして最初にグッドキャットが口にしていた“シャッフル”=入れ替わる。
ニックとスレヴンが、敵と味方が、騙す方と騙される方が、殺しのターゲットがシャッフルされ、予想外の結末を迎える。
ミステリー→コメディ→サスペンス→ノワール→ラブストーリー
って感じに、ストーリーが進むと印象が変わっていく。
複雑に入り組んだストーリーだけど結構分かりやすい。

といってもグッドキャットはよく分からない。
なんでヘンリー(=スレヴン)を助けたの?なんで復讐に手を貸すの?
ヘンリーに同情したのかただの気まぐれか、元々あの組織を潰したい何らかの理由があったのか。
父性愛的なものっていうのもアリかなと思うけど何考えてるのか分かんないっぽいキャラだったからなぁ。
ほんとのところ、「分かんない」が正解なのかも。
真実はグッドキャットのみぞ知る?

復讐、愛、喪失、父と子・・・と色々な意味を含んだ物語なんだけど
息子を殺された復讐に燃えるボス、息子を守ろうとするラビ。
父を殺された復讐を果たすスレヴンと、彼の命を救い復讐を手助けするグッドキャット。
スレヴンにとってグッドキャットは父親代わりでもあったのかな・・・と思った。
復讐を終えてグッドキャットと離れ新たなパートナー・リンジーを得ることで、過去の自分とも決別する、というイニシエーション的な物語としても観られる。ような気がする。

全然違うかも。まあ何にせよすっごく面白い映画です。



タグ:映画
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